2019年6月23日日曜日

【SESAME mini】締め出されたら? ~公衆電話やインターホンからセサミを開ける~

スマートロックによる締め出しリスク対策 (2020.6 追記済)



【まえがき】

オートロックは諸刃の剣なので、うちでは使っていないのだけど、それでもスマホのアレコレと連携させて自動化している以上、不意にトリガーが暴発して閉め出される可能性はゼロではない。

そんな時、もっとも確実なのは家の外に物理鍵を保管しておくことだろう。実際考えてはいる。キーボックスなどを使えばいいのかもしれない。ただ、ボックス自体安全な場所に設置したいと思っていて、これがなかなか…どこがよいのやら。

そこで今回は、「セサミが壊れて動作しない!」という事態はひとまず置いて、セサミによって締め出されたケースの対策を考えてみた。

【その1.公衆電話で開ける】(検証済)

ドコモのSMSサービスを利用して、IFTTT経由で解錠する。
プログラミング不要。条件が多いのが難点。

【必要なもの】
  • Wi-Fiアクセスポイント
  • ドコモまたはドコモ回線MVNOSMSが受信できるAndroid
  • IFTTTアプリ
  • プッシュ式公衆電話(誰かに借りられるなら固定電話、携帯電話でもOK)
  • テレホンカード OR 100円玉 OR 10円玉数枚
  • 掛ける電話番号のメモ OR 記憶


【事前準備】
  • IFTTTアプリをインストールして、アプレットを作る。
    トリガー:Android SMS
    → New SMS received matches search

    任意の番号(パスコードになる)を入力
    アクション:セサミオープン
  • 最寄りの公衆電話を調べておく。
  • 郵便受けなどにテレカや硬貨を備えておく。

【実行方法】
  1. テレカや硬貨を握りしめ公衆電話へいく。
  2. 090-310-1655(ドコモSMSセンター)に電話する。
  3. 案内に従い、自分のスマホの電話番号 パスコード  ## を押す。
  4. うまくいったら間もなくセサミが開くので、急いで帰る。

【備考】
  • 携帯を借りられるなら普通にSMSでパスコードを送信してもらえば良い。
  • 普通に打つと最低でも20円は必要。打つ速さやパスコードの長さによる。
    打ち間違えるとやっかいなので、100円玉でゆっくりやるほうがいいかも。
  • スマホのモバイルネットワークが生きている必要がある。
  • センター番号の個人的な覚え方:
    090さいわい3101ロックここ655)で開けれるよ!」
  • パスコードは、実は記号や半角カタカナも送れる。詳細は
    https://www.nttdocomo.co.jp/service/sms/usage/


【その2.インターホン(対応機種限定)で開ける】(検証済)

先日うちのPanasonicのインターホンの取説を読み返していたら、たまたま見つけた方法。
インターホンから音声アシスタントを呼び出す。
こちらもプログラミング不要。

【必要なもの】
  • ただいまコール※対応のインターホン
  • Wi-Fiアクセスポイント
  • スマートスピーカー
※チャイムボタンを3秒間長押しすると、宅内からの操作不要で外の声が宅内に聞こえるようになる機能。(宅内の音声は外には聞こえない)

【事前準備】
  • スマートスピーカーからセサミを解錠できるよう設定しておく。
    Googleアシスタントの場合、IFTTT経由。
    Alexaの場合、IFTTT経由 OR 純正機能(暗証番号)
    ※IFTTTに設定する文言は誰にもばれない呪文にしておく。

  • スマートスピーカーをなるべくインターホン親機に近い場所に設置する。

【実行方法】
  • ただいまコールモードで、適度な声量でドア越しにスマートスピーカーを操作。

【備考】
うちは幸い周囲に雑音が多い環境のため他人に聞かれることは無いと思うけど、呪文や暗証番号はやはり使い捨てが賢明だろう。

ちなみに、Alexaの暗証番号解錠は通常アレクサの応答を待って暗証番号を言う流れだが、それだとタイミングが難しい。で、試したところ「アレクサ、セサミを開けて、1234」のように一言で言い切っても大丈夫だった。



以下、試行錯誤したその他の方法メモ(基本読む必要なし)


【公衆電話で開ける2】

上の Android SMS を Android Phone Call にして、電話を掛けるだけで発動させる。

【備考】
  • Androidであれば、回線の制約はない。
  • ただし、パスコードがないため、誰が掛けてきても開いてしまう。
  • 発信者番号指定もできるが、その人が電話をくれるたびに開いてしまうし、公衆電話からはおそらく無理ではないか。
実用上、却下。


【公衆電話で開ける3】

基本料無料050サービス SMARTalk の着信お知らせメールをGASでチェックする。
要プログラミング。

【事前準備】
  • SMARTalkの設定を着信メールが届く設定にする。
  • Gmailを10分おきくらいでチェックするGASをつくる。

【実行方法】
  1. 公衆電話などからSMARTalkの050番号にかけ、留守電メッセージになったら切る。
  2. うまくいったら10分以内にセサミが開くので、急いで帰る。

【備考】
050番号はこれ専用で取得しておかないと、他人に教えてあると電話をかけるだけで誰でも開けられてしまう。
メール本文に発信者番号が載るため、一応選別も可能ではあるけれど、公衆電話は「非通知」と表示される。
んー、どういう運用ができるだろうか。


【LINE BOTに仕込んでおく】

要プログラミング。
任意のフレーズでセサミを開けられるBOTを作成し、信頼できる人に友だち追加してもらっておき、いざというとき遠隔操作を頼む。

【事前準備】
セサミをコントロールできるLINE BOTを作成し、配っておく。
(相手にとっても便利な他の機能を付けてあげると配りやすい 笑)

【実行方法】
  1. どうにかして相手と連絡を取る。
  2. 相手にキーフレーズを教える。
    → BOT宛にそれを送ってもらう。
【備考】
家族なら普通にセサミアプリを入れておいてもらえばいいか。

【家デンの留守電を使えるのでは?】

留守電経由で音声アシスタントを呼び出す。

【必要なもの】
  • 固定電話(留守電音声垂れ流しタイプ)
  • スマートスピーカー

【事前準備】
  • 常時留守電設定にする。
  • スマートスピーカーをなるべく電話に近い場所に設置する。

【実行方法】
  • 公衆電話などから自宅に電話し、アシスタントに指示を出す。

【検証結果】
うちでは失敗。音質が悪いせいか、全く認識してくれない。
インターホンと原理は同じなのに、電話の周波数帯域が狭すぎるのか何故だろう。

以上


どれか2種類くらい用意できれば、まず大丈夫だろう。いずれは生体認証希望。

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