2019年12月27日金曜日

【Amazon Dashボタン】リセット回避延命措置

【ダッシュボタン臨終の刻迫る】
ついにダッシュボタンに宣告が。
公式ページによると、
「端末は2019年12月31日に自動的に登録解除およびリセットされるため、お客様による操作は必要ありません。」
とのこと。

このリセットが何を意味しているのか現時点(2019年12月)で不明だが、仮に端末のWi-Fi設定までリセットされるとなれば困ったことになる。(すでにAmazonアプリ内の端末再設定ページは死んでいる模様)


【対策】
ひとまず落ち着いてダッシュボタンの仕様を改めて考えてみる。
  • ボタンが押された時に電源が入る仕様
  • 常時ネット接続されているわけではない
  • 通常の利用では、ボタンが押されるとAmazonのサーバーにアクセスして該当商品を注文してくれる
  • ハック利用は、ダッシュボタンがルーター(LAN)にアクセスしてきたことを検知する原理(のはず)

では、2019年12月31日に自動的に登録解除およびリセットというのはどういうことか。
おそらくは、31日以降初めてダッシュボタンが押された際、サーバーにアクセスした段階で、遠隔で端末が操作されると思われる。ならばアクセスしなければ良い。

そこで、ルーターのIPv4パケットフィルタ設定で、ダッシュボタンのインターネット接続を遮断してみることにした。(ルーターの機種によって名称が異なるかもしれない。要は端末のIPごとに通信を制限する設定)

【ルーター設定手順】
※設定の詳細は機種ごとに異なるため、大まかな流れ

  1. まず、使用しているすべてのダッシュボタンのMACアドレスにそれぞれ固定IPを割り当てる

  2. 次に、以下の設定でIPv4パケットフィルタを新規作成。

    フィルタ:拒否
    通信方向:LAN→WAN(または両方向)
    送信元IPアドレス/マスク長:ダッシュボタンの固定IP / 32

    その他のよくわからない項目はなるべく何でも適用されるようにしておく。

    これをダッシュボタンの個数分作成。
    ※マスク長を調整して範囲指定可。よくわからない場合はマスク長32にして一つずつ作成

  3. ルーターを再起動し、ダッシュボタンを押してみる。

【確認】
成功していれば、ハック動作は問題なく行われ、本体LEDが赤点滅せず、いつもより長く白点滅して止まる。

失敗した方法
逆にAmazonサーバー側のIPをルーターで遮断してやれば事足りるかと思い、こちらの記事を参考に設定してみたけれど、うまくいかず赤点滅。

追記】Wi-Fiセットアップできた 2020年1月 追記


2019年10月3日木曜日

Googleカレンダーで中国の祝日を中国語表示にする方法

【経緯】
日本語設定のGoogleカレンダーに中国の祝日を追加すると、通常の方法*では英語表示になってしまうらしい。

*設定 → カレンダーを追加 → 関心のあるカレンダーを探す → 地域限定の祝日 → 中国の祝日

【中国語表示にしてしまおう】
おそらく日本語表示は無理なので、中国語表示にする。

設定 → カレンダーを追加 → カレンダーに登録 →
以下を入力
zh.china#holiday@group.v.calendar.google.com

以上。

最初のzhが言語設定。jaだと英語になってしまう。

2019年9月20日金曜日

【スマートリモコン】テレビの電源 トグル問題

【まえがき】

テレビのリモコンはたいてい電源オンオフが同じ信号のため、部屋の外から確実にテレビを消したい、またはつけたい場合、スマートリモコンを普通に使うのでは不可能である。

これに関して、Nature Remoの公式記事に対策のひとつが紹介されていて、そういえばと思い、うちで使用中のその他の方法を書いておくことにした。


【1.ひとつのボタンに2倍学習させる】


原理は上の記事と同じで、適切なタイミングで電源の信号を二回送信してやる。
記事ではシーンを利用しているが、うちでは学習機能の待機時間が長めであることを利用し、ひとつのボタンに連打の信号を登録している。

手順はまずリモコンで電源ボタンを連打し、テレビがオフの時はついて消えない、かつオンの時は消えて再びつく間隔を調べる。それをそのままスマートリモコンのボタンに登録する。(一つのボタンに2連打を収める)

※パナソニックVIERAとシャープAQUOSで検証済み

ちなみにこの方法を使えば、音量などは長押し信号を一つのボタンに学習させることで、一度押すだけで「n上げる」「n下げる」なども可能になる。


【2.オンオフ独立信号】


SHARPアクオス(全機種かは不明)にはオン、オフ独立したコードが密かに存在しており、それを登録してやればいい。他メーカーもあるかも? あった(追記済み)

オフ AA5A8F124B62
オン AA5A8F124B72
このコードは以前ネットで見つけたもので、実際そのとおりだったので驚いた。

使用手順

【USBリモコン編】
PCなどと接続できるUSB赤外線リモコンキットを利用すれば、この信号を直接他のスマートリモコンに学習させることができる。
送信コードは013000を付加し、
オフ 013000AA5A8F124B62
オン 013000AA5A8F124A72
となる。

ただ、なかなかこれを持っている人は少ないと思う。

【Nature Remo編】
Nature RemoであればローカルAPIを叩いて、少々二度手間だが、別の学習リモコン(スマートリモコンである必要はない)経由で登録できる。

うちで取得したRemo独自のローカルAPI用コードはこちら

オフ
{"format":"us","freq":38,"data":[3425,1828,372,544,377,1348,376,537,378,1348,378,539,375,1352,374,542,375,1351,374,541,375,1351,366,548,377,1350,374,1351,376,541,375,1357,362,549,380,1345,377,1350,376,1350,376,1353,371,536,377,534,379,535,377,1349,375,544,371,1349,375,543,375,539,374,1349,368,552,370,539,374,538,373,1349,376,1353,374,537,375,1350,376,537,378,534,378,1351,372,541,371,538,375,1352,373,539,381,532,375,537,376,1351,367,1364,373,544,399]}

オン
{"format":"us","freq":36,"data":[3457,1794,399,513,422,1311,392,519,424,1303,398,515,421,1311,392,514,406,1327,379,532,426,1305,400,512,424,1310,404,1328,399,518,423,1308,396,516,423,1309,421,1316,424,1304,426,1314,396,520,378,531,397,511,421,1310,399,515,422,1303,400,517,399,514,421,1309,381,532,401,507,398,514,397,511,423,1309,377,537,422,1307,399,517,393,516,425,1304,399,512,398,514,422,1309,399,510,401,511,409,1322,424,1311,423,1305,398,514,424]}

これをまずRemoで送信し、学習リモコンに登録する。次に学習リモコンの信号を逆にRemoアプリで学習。これでグローバルに使えるようになる。

【ラトックシステム(RS-WFIREX3 / RS-WFIREX4)編】
ラトックシステムの場合はIFTTT連携の「赤外線コマンド送信」というアクションが活用できる。

うちで取得したラトックシステム独自のコードはこちら

オフ 23120405040d0405040d0405040e0405040d0405040d0405040e040d0405040d0405040e040d040d040d040504050406030e0405040d04050405040d040604050405040d040d0405040d04060405040d04050405040d040504060306040d040d040504

オン 23120405040d0405040d0405050d0405040d0405040d0405050d040d0405040d0406040d040d040d050d040504050405040d0405040d04060405040d0405040504050405040d0406040d04050405040d04050405050d04050405040d040d050d040504

IFTTTのアクションで、「赤外線データ」にこのコードを入力。
「赤外線データフォーマット」はデフォルト(0) 。

ただし、このアクションは将来予告なしに削除される予定とのこと。早めにNature Remoと同様の方法で学習リモコン経由でアプリに登録したほうが良さそう。

もしくは家電リモコンアプリのインポート・エクスポート機能を使っても登録可能と思われる。適当にボタンを2つ追加しておき、エクスポートしたデータを書き換えてインポートすれば良いと思う。(未検証)


【追記】

ほかのメーカーのコードも見つけた。ディスクリートコードと呼ばれているようだ。
残念ながらラトックシステムは手放してしまったため、NatureRemo版のみ記載しておく。
(ビエラ以外未検証)

パナソニック(VIERA) オフ
{"format":"us","freq":38,"data":[3387,1709,428,427,427,1282,427,427,397,427,428,427,427,427,428,427,427,427,428,427,427,397,427,427,428,427,427,427,428,1281,428,427,427,397,427,427,427,428,427,427,427,428,427,427,427,428,427,397,427,1282,427,427,427,428,427,427,427,428,396,428,427,427,427,428,427,427,427,1282,427,1252,427,1282,427,1281,428,1251,427,1282,427,427,428,427,427,1282,427,1251,428,1281,428,1281,428,1251,427,1282,427,427,428,1281,428,65535,0,36180]}

パナソニック(VIERA) オン
{"format":"us","freq":38,"data":[3387,1709,428,427,427,1282,427,427,397,427,428,427,427,427,428,427,427,427,428,427,427,397,427,427,428,427,427,427,428,1281,428,427,427,397,427,427,427,428,427,427,427,428,427,427,427,428,427,397,427,1282,427,427,427,428,427,427,427,428,396,428,427,427,427,428,427,427,427,428,427,1282,396,1282,427,1282,427,1282,427,1251,428,427,427,427,428,427,427,1282,427,1251,428,1281,428,1281,428,1251,427,427,428,1281,428,65535,0,36180]}

ソニー(BRAVIA) オフ
{"format":"us","freq":38,"data":[2411,580,1220,580,1221,580,1221,579,1221,580,610,611,1190,610,580,610,1190,611,610,580,610,580,611,610,580,24627,2381,610,1190,611,1190,610,1190,611,1190,610,580,610,1191,610,610,580,1221,580,610,610,580,611,610,580,610,24597,2411,580,1221,580,1220,580,1221,580,1220,580,611,610,1190,610,580,611,1190,610,611,579,611,610,580,610,611,65535,0,36180]}

ソニー(BRAVIA) オン
{"format":"us","freq":38,"data":[2411,580,610,610,1191,610,1190,611,1190,610,580,610,1190,611,610,580,1221,579,611,610,580,610,580,611,610,25207,2381,610,611,579,1221,580,1190,610,1191,610,610,580,1221,580,610,610,1191,610,580,610,610,580,611,610,580,25207,2411,580,610,611,1190,610,1190,611,1190,610,580,611,1190,610,610,580,1221,580,610,611,579,611,610,580,610,65535,0,36180]}

LG オフ
{"format":"us","freq":38,"data":[8942,4577,550,549,580,549,580,1678,611,549,549,550,580,579,580,549,611,519,549,1709,549,1709,550,579,580,1679,610,1648,549,1679,580,1678,610,1648,611,1617,580,580,580,1648,579,550,580,518,580,550,579,1679,580,1678,580,549,580,1679,579,519,580,1709,580,1678,580,1648,580,549,580,549,550,40771,9003,2258,611,65535,0,31785,9003,2228,579,65535,0,31817,1251,65535,0,36180]}

LG オン
{"format":"us","freq":38,"data":[8972,4547,550,579,580,519,580,1709,580,549,610,519,550,579,611,518,580,550,579,1679,580,1709,549,549,580,1679,580,1647,611,1648,610,1648,580,1678,611,519,610,519,549,1739,550,580,549,580,610,519,580,1678,580,1679,579,1648,611,1648,610,519,549,1709,580,1709,549,1679,580,518,580,549,580,40741,8972,2289,580,65535,0,31816,2869,65535,0,36180]}


【3.HDMI経由】


Chromecastを挿してあれば、テレビの設定次第でGoogleアシスタントから「(テレビの名前)を消して/つけて」が可能。スマートリモコンは関係ない。

2019年6月23日日曜日

【SESAME mini】締め出されたら? ~公衆電話やインターホンからセサミを開ける~

スマートロックによる締め出しリスク対策 (2020.6 追記済)



【まえがき】

オートロックは諸刃の剣なので、うちでは使っていないのだけど、それでもスマホのアレコレと連携させて自動化している以上、不意にトリガーが暴発して閉め出される可能性はゼロではない。

そんな時、もっとも確実なのは家の外に物理鍵を保管しておくことだろう。実際考えてはいる。キーボックスなどを使えばいいのかもしれない。ただ、ボックス自体安全な場所に設置したいと思っていて、これがなかなか…どこがよいのやら。

そこで今回は、「セサミが壊れて動作しない!」という事態はひとまず置いて、セサミによって締め出されたケースの対策を考えてみた。

【その1.公衆電話で開ける】(検証済)

ドコモのSMSサービスを利用して、IFTTT経由で解錠する。
プログラミング不要。条件が多いのが難点。

【必要なもの】
  • Wi-Fiアクセスポイント
  • ドコモまたはドコモ回線MVNOSMSが受信できるAndroid
  • IFTTTアプリ
  • プッシュ式公衆電話(誰かに借りられるなら固定電話、携帯電話でもOK)
  • テレホンカード OR 100円玉 OR 10円玉数枚
  • 掛ける電話番号のメモ OR 記憶


【事前準備】
  • IFTTTアプリをインストールして、アプレットを作る。
    トリガー:Android SMS
    → New SMS received matches search

    任意の番号(パスコードになる)を入力
    アクション:セサミオープン
  • 最寄りの公衆電話を調べておく。
  • 郵便受けなどにテレカや硬貨を備えておく。

【実行方法】
  1. テレカや硬貨を握りしめ公衆電話へいく。
  2. 090-310-1655(ドコモSMSセンター)に電話する。
  3. 案内に従い、自分のスマホの電話番号 パスコード  ## を押す。
  4. うまくいったら間もなくセサミが開くので、急いで帰る。

【備考】
  • 携帯を借りられるなら普通にSMSでパスコードを送信してもらえば良い。
  • 普通に打つと最低でも20円は必要。打つ速さやパスコードの長さによる。
    打ち間違えるとやっかいなので、100円玉でゆっくりやるほうがいいかも。
  • スマホのモバイルネットワークが生きている必要がある。
  • センター番号の個人的な覚え方:
    090さいわい3101ロックここ655)で開けれるよ!」
  • パスコードは、実は記号や半角カタカナも送れる。詳細は
    https://www.nttdocomo.co.jp/service/sms/usage/


【その2.インターホン(対応機種限定)で開ける】(検証済)

先日うちのPanasonicのインターホンの取説を読み返していたら、たまたま見つけた方法。
インターホンから音声アシスタントを呼び出す。
こちらもプログラミング不要。

【必要なもの】
  • ただいまコール※対応のインターホン
  • Wi-Fiアクセスポイント
  • スマートスピーカー
※チャイムボタンを3秒間長押しすると、宅内からの操作不要で外の声が宅内に聞こえるようになる機能。(宅内の音声は外には聞こえない)

【事前準備】
  • スマートスピーカーからセサミを解錠できるよう設定しておく。
    Googleアシスタントの場合、IFTTT経由。
    Alexaの場合、IFTTT経由 OR 純正機能(暗証番号)
    ※IFTTTに設定する文言は誰にもばれない呪文にしておく。

  • スマートスピーカーをなるべくインターホン親機に近い場所に設置する。

【実行方法】
  • ただいまコールモードで、適度な声量でドア越しにスマートスピーカーを操作。

【備考】
うちは幸い周囲に雑音が多い環境のため他人に聞かれることは無いと思うけど、呪文や暗証番号はやはり使い捨てが賢明だろう。

ちなみに、Alexaの暗証番号解錠は通常アレクサの応答を待って暗証番号を言う流れだが、それだとタイミングが難しい。で、試したところ「アレクサ、セサミを開けて、1234」のように一言で言い切っても大丈夫だった。


2019年5月3日金曜日

【SESAME mini】リセットした時どうなるか

【経緯】
突然アプリでSESAMEを検出できなくなってしまった。
しかたなく本体のリセットボタンを押して再登録。無事復活した。

【再設定が必要だった項目】
ロックの角度
オートロックの設定
手ぶら解錠の設定
通知の有効無効
クラウド連携の有効無効
マネージャー、ゲストの設定
Google Home(Googleアシスタント)との連携

【再設定が不要だった項目】
IFTTTとの連携
Alexaとの連携
APIのデバイスID

【消えた項目】
履歴


あくまで当環境での一度限りの経験のメモ。




2019年3月28日木曜日

【Alexa】Blueprintsや定型アクションで、喋らせる文章を区切る方法

【症状】
定型アクションのカスタムおしゃべりや、Blueprintsのスキルで設定した返答で、句読点が読み方に反映されない。2019.3現在、日本語の句読点は無視され、流れるように読んでしまう。
例外として、「は」のあとに読点を入れた場合は少し間を開けてくれる(?詳細不明)

【対策】
半角ピリオドを入れてやればいい。
全角ピリオドやスペース、!、?等はすべて区切りとしては機能しない。

【裏技】
ちなみに、もっと長い待機時間を設定したい場合、半角ピリオドと小さい「っ」を連続で入力すると、無音をキープすることができる。

.っ.っ.っ.っ.っ.っ.っ.っ.っ.っ.っ.っ.っ.っ.

ピリオドの連続では無音時間は増えない。「っ」の連続ではちょっと増えるけどコスパが悪い。

【補足】
がっつり自分でスキルを作るなら、
<break time='5s'/>
のような挿入が可能。Blueprintでは無理みたい。

2019年3月14日木曜日

【SESAME・SESAME mini】 GAS から Web API を利用する。(サンプル)

【作成日:2019/3/14】
【更新日:2020/12/20】Google Apps Scriptの新エディタに関する補足を追加。
【更新日:2020/6/16】SESAME3(Sesame OS2)のAPIに対応したバージョンへの案内を追加。

【追記】
※GASがV8対応する前に作ったものですが、動くので更新はしてません。
※SESAME3ではAPIが刷新されたので、この方法は使用できません。新しい方法はこちら

2019年3月13日水曜日

【SESAME mini】導入にあたって、注意点と活用アイデア

スマートロック SESAME mini を便利に使っている。
けれど、もっと便利にしたいなーということで本領発揮できる活用法を考えてみた。

【その前に】


導入時に気づいた注意点メモ: 

  • Wi-Fiアクセスポイント登録時、ルーターのチャンネルが13になっていたため、SSIDが表示されず、どういうこと?となった。11以下にする必要があるらしい。
  • 取付前の動作チェック時、一度電池を外して、何の気なしに手でつまみをグルグルまわしていて、その後また電池で動かしたら、手で回した分グルグルグルグル……と何周も回って元の設定位置に戻った。
    つまり、めったに無いとは思うが、一度ドアから外し再取付する場合など、つまみに触れてしまうと見た目の位置が同じでもセサミにとって違う位置になっていることがあるかも。
    追記:セサミはつまみを動かせないほどの負荷がかかると自動で動作を止めるらしい。だから多分壊れはしない。



さて、

【標準機能】


まず標準の機能についての感想。

  • 手ぶら解錠
    どうやら別の方法で開けた後、遅れた手ぶら解錠でまた開いてしまうケースがあるらしい。

    半径250m以上離れないと機能しないから、近所のコンビニに行くとき機能しない。

    訂正:SESAMEの位置設定をわざと偽ることで、コンビニを250m圏外に設定できた。でもコンビニと反対側に行くときは400m以上離れないといけなくなった…。

    再訂正:近くのコンビニから帰っても「おかえりなさい通知」が帰宅後数分してからしか届かない。やはり円の中心に自宅を置かないと、帰宅判断→準備が間に合わない?

  • オートロック
    閉め出されるリスク。

  • Alexa、Google Home 直接連携での施錠解錠
    悪くないけど、今のところ使うタイミングがあまりない。

【考え中の案】

とりあえず思いついた案を列挙。

前提の環境

  • Wi-Fiアクセスポイント
  • Androidユーザー(一部はiPhoneも可)
  • Google Apps Scriptをいじれる。(APIの利用)
     GASのサンプルはこちら
  • 家族がいる。(ゴミ出しや庭いじりでスマホも鍵も持たないで外にいる可能性)




解錠トリガー編
  • 【MacroDroid】NFCタグ
    ドアの外側にNFCタグを貼る。スマホをロック解除してかざすだけ。
    ほぼモバイルSuica的な使い方をシール一枚で可能にする。ただし数秒待機。(貼る面が金属だと読み取れないため、金属製のドアに直接は貼れない)
  • 【MacroDroid】各種デバイスアクション
    ボタン連打、長押し、シェイクなどなど。(誤動作がありそう)
  • MacroDroid】GPS
    家に近づいたら解錠。セサミアプリより柔軟なGPS設定が可能。
  • 【IFTTT】GPS
    同上。
  • MacroDroid】家のWi-Fiに接続
    接続タイミングが気まぐれだから、ちょっとダメかな。
  • MacroDroid】基地局グループ
    自宅ピンポイントの基地局グループを構築できれば良いけど、うちでは失敗。
  • 【IFTTT】Googleアシスタント
    任意のフレーズ。パスワード不要はセキュリティとトレードオフ。
  • 【IFTTT】Googleアシスタント(時差解錠)
    出先でスマホの充電がピンチのとき用。
    「30分後にセサミを開けて」など任意の数字を含むフレーズをGAS側で処理する。
  • 【LINE BOT】メッセージからの時刻指定ダイアログ(時差解錠)
    出先でスマホの充電がピンチのとき用。
    自前のBOTアカウントで時刻指定ダイアログを利用→GASに送る。
  • MacroDroid→LINE BOT】スマホバッテリーが10%に減った時差解錠)
    外出中かつ時差解錠の予約も入っていなかったら、LINE BOTから警告メッセージが届く。返信で解錠予約。
  • MacroDroid】スマホバッテリーが1%に減った(緊急解錠)
    外出中かつ時差解錠の予約も入っていなかったら自動解錠。(防犯対策必須)
  • IFTTT/MacroDroid】 スマホのホーム画面にボタン設置
    IFTTTウィジェット、MacroDroidショートカットなど。ショートカットの方がフォルダやAppランチャーに入れられる。


施錠トリガー編

  • MacroDroid】NFCタグ
    施錠のほうが、数秒の時差は関係ないから使える。

    理屈では施錠時は解錠、解錠時は施錠と、1枚のタグで対応できるけど、実際は不明。内側から手で開けて外に出た場合に、API側で即座に解錠状態と認識できるのかどうか。
    できなかった。状態変化が反映されるまで20~30秒かかる。syncをかけても即時は無理のよう。
  • IFTTT/MacroDroid】 ホーム画面にボタン設置
    解錠版と同様。
  • 【Dash Button】(追記:ダッシュボタンさんはほぼお亡くなりになりました)
    施錠ボタンなら外に置いてもいいかも?
    または、作動まで数秒時差があるから、ドアの内側に付けて、出る直前に押す。
    スマホ忘れ注意。
  • MacroDroid】家のWi-Fiから切断
    家族がスマホ・鍵持をたずに外にいた場合、閉め出される。
  • 【MacroDroid】GPS
    家族がスマホ・鍵を持たずに外にいた場合、閉め出される。
  • 【MacroDroid】スマホバッテリーが2%に増えた
    外出中かつ解錠中なら施錠。
    (1%で緊急解錠したのち、出先でモバイルバッテリーを使ったという判断)
    家族がスマホ・鍵を持たずに外にいた場合、閉め出される。


    んー
    完全自動化を目指すと家族の居所がネックになる感じか。



    続いて、

    解錠→施錠  一括編

    解錠も自動にして、解錠施錠のタイミングをGASで制御。
    出かける直前、靴履く前などに室内でアクション。
    例:解錠 → 1分後に施錠 など
    (標準オートロックと違うのは、不要なとき勝手に施錠されないところ)
    • 【Dash Button】
      室内にボタン設置
    • MacroDroid】NFCタグ
      室内にタグ設置
    • 【IFTTT】Googleアシスタント
      任意のフレーズ「いってきます」など
    • 【GAS単独】
      毎日、分単位で出かける時間が決まっているなら、
      時刻指定トリガーで完全自動解錠→施錠。

    いずれも外に出た後に「あ、スマホ忘れた」となると終わり。
    そもそも室内から開ける動作を自動にする必要性は普通ないか。




    (解錠→)施錠→解錠  一括編

    逆のパターン。スマホを一切使わない。
    例:「OK Google、ゴミ出し行ってくる」 → すぐ解錠、10秒後に施錠して3分後に解錠。(朝だけ機能するようにしておく)
    • 【IFTTT】Googleアシスタント
      任意のフレーズ
    • 【Dash Button】
      室内にボタン設置


    その他

    • SESAMEのバッテリーが減ったらお知らせ (API → メール、LINE)
    • 30分以上解錠状態が続いている場合、お知らせ → 施錠 (API → LINE → API)
      例:「ドアが開けっ放しだよ。閉める?」「はい/いいえ」
    • セサミアプリからの解錠施錠通知をMacroDroidのトリガーにして、任意のアクション
      IFTTTの解錠施錠トリガーは時差があるから、この方がいいかも。手段も取得できる。



    【雑感】

    どれがいいのか現時点ではわからないけど、閉め出し以外にも故障なども考えれば、自宅外の安全な場所に物理鍵を保管することは必須になるのだろう。
    逆に言うと、そうしておけばレアケースのリスクも考えずに済み、かなり自由に運用できそう。

    レスポンスは、うちの環境では、IFTTT経由もAPIも時差に違いはなく、5~8秒というところ。施錠時は全く問題ないが、ドア前解錠だとちょっと…。


    【SESAMEサイクル(SESAMEシリーズ)】 NFCタグをエミュレートするアプリをつくった (Android)

    セサミのNFCタグ機能を実際のタグなしで自由に発動させたくて、アプリを作った話。 ( ページ下部より APKダウンロードできます )  【まえがき】 うちでは玄関のセサミ3は前回記事で書いたGASで運用していてNFCタグ機能は使っていないのだけど、最近セサミサイクル(ママチャリ)...