2016年10月7日金曜日

【kobo】 cbzをうまくepub化する

環境:Windows10 64bit, kobo glo HD ver.3.19.5761

今まで自炊はcbzを使っていたが、CFWを使わないと著者不明になったり、ページめくりが逆だったり、慣れればどうでもいいことだが、スマートではない運用だった。

何か方法はないかと一念発起して調べてみた結果、問題のないepub化に成功した。
(epub化に際して主に出現しがちな問題は、全画面表示にならないことと、1ページ毎にページリフレッシュされてしまうこと、である)

最も手っ取り早いのは、RcKepubを使う方法だった。目次無しにでき、軽い運用ができそう。

設定を
表示方法:SVG/テキスト同列表示
ファーム:3.19以降
右綴じ
にして、cbzをD&Dで一括で処理できる。

ただ、koboに入れてみると、目次がないことはいいのだが、シークバーも無効になってしまったので、却下。(設定で変えれるのだろうか。よくわからない。割付の設定も意味がなかった。)


【最終型】
AozoraEpub3と、RcKepubと同じ作者の方のAozoraMaxPlusを併用することにした。

バージョンは、AozoraEpub3-1.1.0b46、AozoraMaxPlus ver1.09

※AozoraMaxPlus ver1.10では全画面表示がうまくいかなかった。
AozoraMaxPlusは32bit環境用ということだが、今回の用途では64bit環境でも問題なかった。


【方法】
まず、AozoraEpub3の設定を、
[変換] 
拡張子:kepub.epub
※この時点で固定レイアウトのfxl.kepub.epubを選ぶと、AozoraMaxPlusでうまくいかない
縦書き 
ページ出力:表紙画像OFF
[画像2] 
SVGタグ出力OFF
※この時点で全画面表示用にSVG化すると、AozoraMaxPlusでうまくいかない 
[詳細設定] 
栞用ID 各行に出力ON 

その他任意

として、cbzをD&D。kepub.epubが出力される。


次に、AozoraMaxPlusの設定を、
画像単ページを全画面化ON
画像単ページをテキストモードで表示ON
その他OFF
として、先に出力したkepub.epubをD&D。
ファイルが同名で保存され、もとのファイルはorgとしてバックアップされる。

【注意点】
もとのファイルに","(カンマ)が含まれているとエラーになるため、リネームしておくこと。

複数一括でD&Dした場合、この変換には結構時間がかかる。そのうえ、途中でTEMPファイル削除のウィンドウが勝手に何度も表示されるため、裏で動かしてほかごと(特に文字入力作業)をしていると鬱陶しい。(先にWIndowsのゴミ箱の設定を「削除と同時にファイルを消去する」にしておくと無駄なファイルがゴミ箱内に残らずに済む)

また、RcKepub、AozoraMaxPlusともに、起動するとなぜかWindowsの言語設定が勝手に変更され、英語IMEが有効になる。閉じると直る。日本語、英語以外のIMEを入れていて普段よく切り替えを行う場合、挙動が変わり混乱する。
処理中はPC放置がよい。




【結果】
全画面表示OK
シークバーOK
ページリフレッシュ間隔OK

AozoraEpub3の仕様上、目次が5ページごとについてしまった。
個人的にはなくていいのだが、気にしないことにする。cbzの1ページごとよりはいい。


【蛇足】
ついでに、.kobo\Kobo\Kobo eReader.confの[Reading]に
numPartialUpdatePageTurns=60
と追加してページリフレッシュ間隔を変更した。1~99を設定できるそう。

【Android 6.0】 arrows M03 でmicroSDカードを内部ストレージ化する

【結果】
うまく行った。ネット記事に散見されるおかしな容量表示にもならなかった。




【過程】
方法はすでに多くあがっているので、
「android6.0 sdカード 内部ストレージ化 adb.exe」
などで検索したら出てくる。

流れを要約すると、

  1. PCにAndroid SDKをインストール(使うのはplatform-toolsフォルダのadb.exe)し、スマホを「開発者オプション」から「デバッグモード」にして、PCと接続。(開発者オプションが出てない場合はビルド番号連打)
  2. PATHを通すとかは面倒なので、adb.exeのあるフォルダからコマンドプロンプトを開く。(エクスプローラーでadb.exeのあるフォルダを開き、パスの部分(アドレスバー)を空白にして、「cmd」と入力後、Enter)
  3. 以下のコマンドを入力
    adb shell
    sm list-disks
    sm partition disk:[※list-disksコマンドで示された数値] private
    ※当環境では179,64だった。(sm partition disk:179,64 private)
  4. 少し待って、最後が$マークの行が出たら完了。デバッグモードをオフにする。
容量表示が変になるという記事ばかりだったから恐る恐るだったが、拍子抜けするほど簡単に成功した。早くやればよかった。

以降、インストールするアプリはデフォルトでSDカードに保存される。(SDに保存できないアプリを除く)

既存のアプリを移動させるには、設定の「端末管理」→「アプリケーション」から、任意のアプリを選択し、「SDカードと保存領域」をタップ。
移動可能なアプリなら、「使用されているストレージ」という項目があり、変更が可能。

※ただ、Evernoteが、移動可能にもかかわらず移動するとデータベースエラーが出て、内部メモリに戻しても直らなかったため、再インストールした。他のアプリは分からないが、はじめから再インストールのほうが安全かもしれない。


【注意点】
このほどシステムのアップデート通知が来たので行ったら、なんとSDに保存していたアプリが消えてしまった。
少々パニックになったが、ランチャーのアプリ一覧には無いけれど、設定の「アプリケーション」一覧にはあることを確認。
そこから一つのアプリを選択し、内部メモリに移動させると無事復活した。

その後、同じ方法ですべてのアプリを復活させようと思ったら、なぜかもう復活していた。
もしかすると、アップデート後、SD上のアプリの読み込みに時間がかかるだけかもしれない。
いずれにせよ詳細は不明のため、システムアップデート時は注意が必要だ。



2016年8月22日月曜日

Google Chromeでパッケージ化されていない拡張機能をインストールすると起動時に毎回警告ポップアップが出る件

MultiLookUpという便利な拡張機能が使えなくなって久しく、残念だったのだが、最近、野良(多分安全)のパッケージを見つけて、これを入れると見事に復活した。

参照:
https://www.chromebeat.com/app/multilookup/kploejngmljnhpofmejijjhegehhdfoa/support

だが、Chrome起動時に毎回「デベロッパー モードの拡張機能を無効にする」という警告メッセージが出て、キャンセルを押さないといけないのが地味に面倒くさい。

そこでいろいろ調べたのだけど、結論から言うといい方法がない。
起動オプションに、

 --enable-easy-off-store-extension-install

を加えるという方法も見つけたが、うちの環境では変化なし。

そこで苦肉の策、AHKを使って解決した。
もともとMouseGestureLを使っているから、そのコンポーネントに追加するだけでよかった。
ComponentsフォルダにAHKファイルを入れるだけだ。

AHKファイルの中身は以下。(普通にUTF-8のテキストファイルを作って拡張子をahkに変えればいい。)
本当はキャンセルボタンを直接押す命令を出したかったが、ControlClickだとうまく行かなかったので、sendkeyを使った。


AutoClick:
IfWinExist, デベロッパー モードの拡張機能を無効にする
{
WinActivate ; use the window found above
Send {Tab}{Tab}{Tab}{Enter}
return
}

return

【SESAMEサイクル(SESAMEシリーズ)】 NFCタグをエミュレートするアプリをつくった (Android)

セサミのNFCタグ機能を実際のタグなしで自由に発動させたくて、アプリを作った話。 ( ページ下部より APKダウンロードできます )  【まえがき】 うちでは玄関のセサミ3は前回記事で書いたGASで運用していてNFCタグ機能は使っていないのだけど、最近セサミサイクル(ママチャリ)...